報恩社公式サイト③「地涌」精選

地涌選集

筆者 / 不破 優 

編者 / 北林芳典

二十七章 師弟してい倶生ぐしょう

単行本「『地涌』からの通信(21)」おわりに

創価学会三代にわたる師弟の系譜こそ
民衆を成仏の直道へと導いたのだ

この現代において、もっともよく折伏をし、人々を御本仏・日蓮大聖人の説かれた南無妙法蓮華経に導いた指導者は誰であろうか。その指導者とは、創価学会にしか存在しない。牧口常三郎初代会長、戸田城聖第二代会長、池田大作第三代会長の創価学会三代にわたる師弟の系譜がそれである。就中、池田会長の時代における正法流布は仏法史上において特筆すべき規模、質を誇るものである。

御本仏・日蓮大聖人の御出現になった七百有余年前より今日に至るまで、池田名誉会長に比肩しうる仏法指導者は一人もいない。池田名誉会長は日蓮大聖人の教えをもって、未曾有の人々を激励し、多くの人々に幸福を勝ち取らせた。日蓮大聖人の仏法に触れ、これほどの民衆が自発能動の意欲をもって布教し、歓喜にひたったことはなかった。

それなのに、日顕は池田名誉会長を“破門”にした。ただ、創価学会の組織を破壊し、檀徒を獲得する目的で、稀有の仏法指導者を迫害したのだ。広宣流布のとき、僣聖増上慢が現れるとの仏の予言があるにしても、日顕のおこなったことは、あまりに理不尽なことである。日顕は和合僧を破壊し、人々を不幸にする「悪の導師」だ。

一方、人々の生命を日蓮大聖人の仏法に近づけ、燦然と光り輝かせている池田名誉会長は「善の導師」である。末法今時に生きる我々は善悪を峻別し、悪に対し徹底して戦わねばならない。善悪の区別は、日蓮大聖人の所望のごとく、全民衆に御本仏の血脈を継がせようとしているかどうかである。

御義口伝に云く。

「所詮導師に於て二あり悪の導師善の導師之れ有るなり、悪の導師とは法然・弘法・慈覚・智証等なり善の導師とは天台・伝教等是なり、末法に入つては今日蓮等の類いは善の導師なり、説法とは南無妙法蓮華経・入定とは法華受持の決定心に入る事なり能導於人の能の字に心を留めて之を案ず可し涌出品の唱導之師と同じ事なり、所詮日本国の一切衆生を導かんが為に説法する人是なり云云」

「善の導師」により正法に導かれ、共に生き、極悪と戦う。これ以上の人生はない。

1993年1月

家族友人葬のパイオニア報恩社